短期間で痩せることができたらとても魅力的ですよね。
そう思った私は過去に1か月で-5㎏の減量をしました。
しかし、月経が止まり、便秘にもなりました。
もちろんリバウンドもしました。
他にも様々な健康被害が起こるため大変危険なのです。
この経験から、私は短期間ダイエットを推奨しません。
しかし、短期間で痩せたい気持ちもよく分かります。
短期間ダイエットはやめるべき!と言われても痩せたいもんは痩せたいし、納得できないですよね。
そこで今回は短期間ダイエットのメリットとデメリットを解説します。
これを読んで、危険性を理解したうえで自分のダイエット方針を決めてはいかがでしょうか。
最初に短期間ダイエットのメリットがあるのか見ていきましょう。
短期間ダイエットのメリットはあるの?
短期間ダイエットのメリットはこちらです。
- 早く痩せられる。
- 辛い期間が短い。
早く結果を出すため、辛い期間が短くて済みます。
しかし厳しい食事制限と運動が必要なのです。
この厳しい食事制限と運動が次のデメリットに繋がります。
短期間ダイエットの6つのデメリット
短期間のダイエットでは体への負担がとても大きなものとなります。
短期間ダイエットのデメリットは以下の6つです。
- リバウンドする可能性が高い
- 月経不順・無月経になる
- 便秘になる
- 脱水を起こす
- 低血糖を起こす
- 見た目が不健康
それぞれ見ていきましょう。
1.リバウンドする可能性が高い
短期間のダイエットではリバウンドする可能性が非常に高いです。
なぜなら、短期間ダイエットでは食事制限が厳しくなるからです。
厳しい食事制限でダイエットに成功しても、その生活を続けなければ緩やかに戻っていくでしょう。
時間をかけて減らせば、食事制限を緩やかに戻しても、体が定着しておりリバウンドを防ぐことができます。
2.月経不順・無月経になる
短期間のダイエットでは月経不順や無月経になることがあります。
無月経とは3か月以上月経が無い状態をいいます。
私は短期間ダイエットを行った時、3か月月経が止まりました。
月経が再度起こるようになったのはダイエットを辞めてからです。
無月経の状態が続くと、将来の不妊などにつながる恐れがあります。
また、月経は起こるものの、月経不順になることもあります。
月経不順は様々な原因があるため、ダイエットが原因とは言い切れません。
しかし、月経不順は無月経や不妊につながる恐れがあるため、ダイエット中に生理不順が起こり始めたら注意しましょう。
3.便秘になる
厳しいダイエットでは便秘になることがあります。
食事の量を減らすことで便の量が減ることが原因です。
便秘になると腸内環境が悪くなり、基礎代謝が落ちます。
つまり、ダイエット効率も悪くなるのです。
ダイエット中の便秘予防はしっかり行ってください。
便秘予防については便秘予防【今すぐ出来る】便秘解消!効果のあった生活習慣を紹介!をご覧ください。
4.脱水を起こす
短期間ダイエットでは脱水になることがあります。
物質の代謝には水が欠かせません。
そのため、脱水になることで代謝が落ち、ダイエット効率が悪くなります。
きついダイエットをしているのに効率が悪いなんて勿体ないですよね。
ダイエット中に起こる脱水の主な原因は以下の2つです。
- 水太り予防で脱水
- 食事量の減少で脱水
1つずつ説明していきます。
また、脱水症状や予防・改善方法は、気づいたときにはもう遅い!脱水予防と脱水症状の改善方法で詳しく紹介しています。
水太り予防で脱水
脱水の原因1つ目は、水太りを気にして飲水の量が減る事です。
短期間で目標体重を目指すために水分を制限してしまう人もいるようです。
しかし、水太りとは体に水が溜まり、浮腫などが現れることをいいます。
ただ水分の飲み過ぎという事ではないのです。
代謝が落ち、老廃物が排出されていない事で起こるため、しっかり水分を摂りましょう。
食事量の減少で脱水
脱水の原因2つ目は、食事量の減少による脱水です。
人は、食事から1000〜1500mlの水分を補給できます。
1日の摂取水分量のおよそ半分を食事から摂っているのです。
そのため、水分をしっかり飲んでいるつもりでも、食事量を減らす事で水分が不足することがあります。
短期間でダイエットをすると、厳しい食事制限が必要なので脱水に気を付けましょう。
5.低血糖を起こす
短期間ダイエットでは低血糖を起こすことがあります。
短期間ダイエットで必要不可欠な食事制限により糖が不足してしまうのです。
低血糖ではめまい、動悸、冷や汗が出る、思考力の低下などが現れます。
脳に糖が運ばれないため、意識障害や痙攣などを起こすリスクがあるのです。
重度では昏睡状態に陥り、実際にダイエットで死亡した例もあります。
食事量の減少や糖質制限では注意が必要です。
6.見た目が不健康
短期間ダイエットと長期間でのダイエットでは痩せ方が違います。
※これは私の実体験での話になります。
短期間のダイエットでは運動も食事も欠かせません。
しかし、食事量が少ないため運動しても筋肉になるための栄養が不足している状態なのです。
そのため、短期間ダイエットではスリムになっても、皮膚の弛みやハリのない体になりました。
人から健康状態を心配されたこともあります。
しかし、時間をかけて痩せたときは、筋肉もつき、脂肪の減少もゆっくりなため皮膚が弛むことなく、健康的な体つきになりました。
好みはありますが、健康的な体を作りたい方は特に注意してください。
まとめ
今回は短期間ダイエットのメリットとデメリットを解説してきました。
いかがだったでしょうか。
短期間で痩せる場合、リスクがとても大きいのです。
そのため、どうしても短期間での減量がしたい場合は、プロのトレーナーの元行うことが良いでしょう。
独学で行う場合はこれらのリスクをしっかり理解したうえで慎重に行ってください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。